最近の話

  2004年2月10日   「最終日」

 本日を持って吉野屋の牛丼が品切れになったみたいでして(狂牛病関連で肉が輸入できないから)、それを受けて吉牛好きの私も昨夜最後の見納めにはせ参じてきました。


 夜8時

店外までの行列


 いや〜皆考えることは同じなんですね。しかも店の前の連中を眺めていると、明らかに「あんたら普段来てないでしょ」って言う輩もいましたから「終わるのか、よし食ったことないけどいっちょ食べてみるか」ってな感じで古今東西駆け付けて来たのでしょう。これが本当に駆け込み需要ってヤツなんだろうなぁと実感。



 店内にて

 やっぱりいつもの吉野家の雰囲気ではありません。いつもなら殺伐としたけこう負け組的な空気が漂っているのですが、今日は戦場のようでした。店員も普段は3名なのに今日は5人もいましたし。それでも回ってないし(笑)
 それに当たり前のことですが、落ち着ける雰囲気が全くありません。後ろから「早くどけ」というニラミが入ってますしね。食後にお茶をのんびりすすってたらシバかれる勢いがあります。そのことを店側も感知してか一つ笑える対策が打っていました。

 つまようじ撤去

細かいけどいい作戦だと思います。店で食い終わった後くつろいでシーハーせずに早く出ろってことですよね、コレ。いいなぁこの単純さ。


 後違っていたと言うものは、注文内容ですね。私はいつものごとく700円セットを頼んだのですが、今日は大盛特盛の出る数が半端じゃなかったです。だいたい皆このどちらかを頼んでました。並にするのは来たことないだろって言う感じのお嬢さんとか(常連らしき彼氏付)。

 で、ここでもまた面白いことがありました。あるダンディな男の客が言い放った一言


「カレー丼ひとつ」


まさに店内に戦慄が走りました。ほとんどの客がそのダンディ(坂野じゃないです)の方を向いたのは言うまでもありません。「それ違うだろうダンディ」とたぶん皆で総ツッコミしたかったんだと思います。
いや〜あの一瞬の凍りついた空気に思わず笑ってしまいそうになりました。



 最後食べ終わって店を出る時もまだ行列ができていました。超人気ラーメン店みたい。
行列の人間が店から出る僕の方を見ていました。牛丼屋から出てきて勝ち組みだと思えたのはこれで最初で最後かも知れないです。

勝ち負けの分別が小さいなあ、自分。

         
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