最近の話

  2003年10月12日   「サマータイム」

 サマータイムとは言わずと知れた、時刻を一時間早めて省エネに勤めましょうとかいうヤツです。

 平日私は会社があるのですが、だいたい8時ちょっと前ぐらいにしぶしぶとダルさ満開で起きます(会社の始業は9時)。とは言いましても、最近じゃあ休日は9時くらいに目が覚めます(年食ったかな?)。この休日の9時に目がさめるのは、特に目覚し時計とかをかけているわけでもなく、かってに自然と目が覚めるのです。

 こういう風に自然と目がさめるととても気持ちいですし、朝から体が非常に軽いです。ですから私的には9時に起きると「あ〜とっても良く寝た」と思え、「とっても良くねた=体が軽い」と思い込むに違いないと思ったのです。

 そこで、夜に目に付く時計をそれぞれ1時間早めておきました。こうすれば、朝目覚めた時に目に飛び込んでくる時計が9時を示し、「あ〜今日は良く寝た。体が軽いぞ。軽快なステップで出社できそうだ」と思うに違いありません。

 あ〜私はなんて賢い事を思いついたのでしょうのでしょう。すばらしいかな一人サマータイム。サラリーマン辞めて心理学者にでもなろうかと思ってしまうほどです。特許でもとろうかと思うほどです。


 翌朝。

 目覚し時計を見て、ビックリして飛び起きました。何せ時計が9時を指し示しているのですから(当たり前)。朝の寝起き直後で全く回転しない頭に叩きつけられた9時を指し示す時計版。

 寝坊したっ!

 この決算時期に遅刻は許されんだろ。朝一からやることは山ほどあるのに。しかし、9時に会社に間に合うには車であれ電車であれ物理的に不可能。着替えた時点で9時を回ってしまう!あ〜あ〜あ〜ともう何がなんだかわからなくなりながらも、体はとにかく着替えなければとベットから勇んで出ようとしましたが、いかんせん慌ててる上に寝起きの体は言う事をききません。勢い余って向うずねをベットの角に思い切りぶつけてしまう始末。あまりの痛さに転げまわってると、偶然テレビのリモコンを踏んづけ、テレビのスイッチオン。

 「今日の占い、カウントダウン!はいぱ〜!」

 「目覚ましテレビがやってるよ、おい」とようやく昨晩自分が時計を進めていたことに気付くトミヤマ26歳(これでも社会人4年目)。「はいぱ〜」って響きに朝からもう全力で脱力。

 まあ会社には間に合ったから良いんですけど「体が軽い」どころか、もう「ぐったり」という一日を過ごしました。さらに、このスネの青あざへの怒りのぶつけどころの無さと言ったらそりゃもう…。
 心理学者は辞めたほうがいいと思いました。

         
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