今月の名言
「小中学校の時塾通いをして優等生と評価され、周りが勉強しだした途端、
自分が普通の人になったのに気づかない人が多い」
BY 大庭健 専修大教授
2001年11月 |
ずばり、厳しいところを突いているのではないかと思います。
私自身、中学1年から塾通いというものをしてまして、今までの人生の中で中学3年間が1番勉強したんじゃないかっていうぐらい、そりゃ一途にやってました。
で、都会の公立学校なんて結構ふざけたやつが多いので、少し勉強したらクラスで1番とか優等生になれたんですね。そのころは確かに侮った所も自分自身にありました。
ですが、高校受験して、それなりの名の通った高校に入り実感しましたね。テストで自分がクラスの真ん中以下になった時に、
「あぁ、自分は頭がいいのでもなんでもなく、ただ周り人より少し多く努力してただけなんだなぁ」って。
でも、これは少しひっくり返して考えると、人より少し多く努力すれば報われるという事でもあると思うんですよね。
まあ、確かに中にはとんでもない天才ってのもいますよ。どれだけがんばっても、いかんともしがたい差があるっていう時。(大概天才も努力してるから、天才なんですけどね)
だけど、天才なんて世の中にほんの一握りだけなんです。多くは普通の人なんです。
これは何も勉強に限ったことではありません。スポーツにしろ、演舞にしろ、ビジネスにしろ、結構何でも当てはまるのではないかと思います。
これ以降、どんなに自分の出来がいい時でも、「自分はあくまで普通の人なんだ。少し頑張っただけなんだ」と思うようになりました。
反対に、悔しい思いをしたときは、こう考えるようにしています。
「あと少し努力して頑張ってみようか」と。
なんか当たり前のことなんですけど、大庭先生の言うように、このことに気づけた時、少し幸せな気分になれました。
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