今月の名言

「科学は否定できない」
BY スカリー捜査官
2001年10月
 多くの方がご存知だとは想いますが、日本でもアメリカでもヒットしたX-FILEシリーズに出てくる女性主人公「FBIのスカリー捜査官」の言葉です。

 簡単に説明しますと、このX-FILEというお話は、不思議事件(幽霊とか宇宙人)を物語風に2人のFBIの人間が解決(とまでは行かないが・・・)していくものです。1人は様々な超常現象を体験してきたちょっと左な人間モルダーと、もう1人が医者で成績優秀な科学の申し子アトm・・・じゃなくてスカリーです。


 私自身も、「居たら怖い」と言う似鳥ユキエ的な発想から、どちらかというと超常現象とか幽霊とか信じないほうなんですが、このように言われてしまうと、さすがに全賛成とは言い切れないです。


 「科学で証明されてしまったものは、動きようのない事実」

と言うことだそうですが、私的にはこう言った超常現象が「科学的に無理矢理結論付けた仮定」の域を本当に出るのかどうか怪しいものだと想いました。


 例えばヒトダマ。これは「リンが何らかの原因で燃えている」と科学的には言われています。あるいは心霊写真。これは「何らかの光の屈折が起きてネガに人影が入ってしまった」と科学的には解釈されています。
 今日やっていたテレビなんかは、幽霊は地球の磁場に人間の脳が影響されて作り出された幻とさえ言っていました。


 科学的に考えると、そうとしか考えられないし、実験をしてみてもまさにその通りだったというのが彼女ら(科学の申し子達)の支えになっています。

 この科学で成り立った世の中(人類社会)これに反論することは、宗教的になってしまいますし、行き過ぎると気が触れたかとさえ想われてしまいます。


 しかし、モルダーは、科学によってある視点からは証明されているが、「超常現象の原因となっているものは他(幽霊とか宇宙人)にもある」ということを身体を張って証明しようとします。

 私も、この考えには賛成です。科学はその原因となっているもののひとつを証明したに過ぎないと言うことです。

 ヒトダマだってリンが燃えてるのではなく、亡くなられた方の魂のものもあるかもしれません。(私はやっぱり怖いから信じたくないですが)


 そう考えないと、世の中面白くないですしね。
 X-FILEも主人公が二人とも科学の申し子だったら何の面白味もなくなってしまうし、ヒットしなかったでしょう。


モルダー「このミステリーサークルはいったい・・・」
スカリー 「きっと誰か人間のいたずらにちがいないわ」
モルダー「間違いない。僕もそう想うよ」


おっもしろくね〜。


         
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