第3回 あなたは神を信じますか?
やあ、いきなり何を言っているのか?なんて言わずに、まあ聞いてやってください。
私自身はっきり言って神とか仏とか全く信じないほうなんですね。自分が何か見えない力で守られているとか動かされているとか言いますけど(例えば守護霊とか因果律とか)、イヤじゃないですかそんなの?気味が悪いんですよね。
まあそうは言っても常識的な事は一応それなりにイベントとしてぐらいの気持ちでやってますよ。お墓参りとか、初詣とか。
こんなの宗教であって宗教じゃないようなもんですし、だいたい宗教なんて心の弱いものがすがりつくもの見たいに見下してた時期もありました。
だけど最近は、そういった類のことは、あんまり深く考えないようになってたんですね。めんどくさいですし。
ところで私、社会人になりまして新しい遊びを始めたんですね。
家の近くに色々と山があって、冬になると一応ゲレンデとして営業しているところも中にはあリました(4〜5箇所)ので、現代を生きる若者として、スノーボードなんか始めちゃったりしてみたんですよ。
まあ、ゲレンデといいましても、私の住んでるところは典型的な雪国では無いわけで、冬の入りたて(12月頃)なんかはゲレンデも半分は人口雪を使用してるぐらいなので、ゲレンデまでの道路も全然普通のタイヤでスイスイ行けてしまうような所なんです。
ところが、忘れもしない今年の1月の最後の日曜日。この日も友人と二人でスノボに行ったんです。
その1週間前も同じ雪山に行っていまして、その時は雪どころか小雨が軽く振るぐらいで、もちろん道端に雪なんかは見当たるはずもなく運転も余裕しゃくしゃくという感じでした。
そんなわけで、この日も車に雪道対策を何もしないで出かけたんです。
が、しかしこの日は違いました。
しばらく山を走っていると、ホコリのような焚き火の時に出る灰のようなものがフロントガラスに付着してきたのです。
そうです、雪でした。
私も登山を少々経験している人なので、山の天気・気候は変わりやすいということは、それなりに認識していたのですが、一週間でココまで雪景色が広がってるとは思いませんでした。一週間前は茶色くくすんでいた山や森が、しっかりと雪化粧していたのです。
道端にも所々雪が積もってはいましたが、轍(わだち)もしっかりしていて私達の乗っているノーマルワゴン車でも進むことができました。
雪も小振りでしたし、何より天気予報は一日中晴天だったので、昼間の太陽と気温で雪もなくなるさと思っていました。
〜続きは次回の更新時に〜