最近の話

  2001年11月24日   「考え事」

 私は、ソリティアが好きです。ソリティアというゲーム自体が決して楽しいわけではないのですが、やってます。


 HPの文章を考えてる時や、明日の予定を考えてる時など、ほんとになんとなくでやっちゃいます。
 つまり、ソリティアに全く集中せず、左脳(理性の脳)で考え事をし、右脳(感性が働く脳)でやってる感じです。

 そして、考えがまとまると同時に、ソリティアの役目も終了します。

 頭を使わないことをやりながら考え事をすると、なんとなく落ち着いてまとまりやすいです。ソリティアに限らず何かしながら考え事してると、まとまりやすいという経験はないでしょうか?



 そんなこんなで、先日、ちょっと予定の時間まで暇ができたため、生まれて初めてパチンコなるものを体験しました。

 今まで、パチンコなんてこ汚いギャンブル程度でしか思ってなかったのですが、「何か」をしながら考え事をする時、その「何か」がパチンコという友人がいましたので、
「パチンコ屋ってそういう場所でもあるんだ〜」
と思い、それならばと、勇んで行くことになりました。


 周りの人の見様見真似で、1000円札を銀玉に交換し、適当な台を見つけジャラジャラジャラとはじめました。
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
1分経過。
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
2分経過。
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
3分経過。
終了!


相当ビックリしました。
3分で夏目漱石が殲滅されたのです。


漱石よ、あなたはパチンコ屋ではウルトラマン並みの寿命です。


その後、漱石を2名ほど瞬殺され、新渡戸さん(有名じゃないけど5千円札ね)に手を出すわけにも行かず、泣く泣く店を出ました。

別に、3千円が惜しかったわけではありません。

しかしながら、私には、懐を暖めてくれる漱石や新渡戸らが、目の前で自分が楽しむ間もなく、次々と乱殺されている状況で、

考え事なんてできるはずもなく

右脳左脳ひっくるめて銀玉の行方と、懐具合に集中させられてしまうのでした。


 店を出るとき、床に転がっている銀玉を見る私の目は、きっと珍しい魚を見つけたときの眼光になっていたと思います。
うらめしや・・・

         
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