最近の話

  2001年11月11日   「イカ」

 8月に私はダイビング仲間のI君M君Mさんと4人で伊豆のダイビングに行きました。

 その日の帰りのことなんですけど、私らはいつもの時のように伊豆で夕飯を食べることになりました。伊豆といえば立派な観光名所。食事処も多く、新鮮な魚介類が食べられるので、伊豆での食事がダイビングと共に楽しみなイベントであります。

 その日は、「きときと」という前から行きたいと思ってた店に入り、うちら4人は、その店のオススメという「きときと丼」なるものを注文しました。

 「きときと丼」とは海鮮丼のようなもので、味のほうも、漁港近くの刺身ならばうまいのは当たり前なんでしょうが、それでもどの魚も新鮮で旨みのあるものばかりだったと思います。
 その日の具材は、マグロ・ヒラメ・ウニ・イクラ・ハマチ・ホタテ・甘エビ・イカetc.という感じでした。


 店を出て、I君が一言。
 「今日はイカが、甘くておいしかったね〜」
 他の人間
 「うん、そうだね。今日のイカは確かにうまかった」


あとで考えてみると、驚愕の一言でした。


 だって、イカですよイカ。20才を超えたばかりの若造達がイカの旨みについて語るのです。


 回転寿司やら、食い放題の寿司が流行っているように、普通の大学生は、ウニやイクラやネギトロなど、まずかろうが「高い」というレッテルのある具材に普通は走るものです。軍艦巻きさえ与えておけば、後はお茶でもすすっとけ、という感じです。



 しかし、彼らはイカに旨みを感じたのです。



 私自身は、

今日の具材普通の具材 =うまかった〜っ!

ぐらいでしか認識していませんでしたが、彼らの中では、

今日のイカおいしいイカ普通のイカ
その他の今日の具材
普通の具材

という連立不等式が、すでに食べた時点で成り立っていたわけです。もしかしたら他にも、

おいしい○○今日の○○普通の○○

という3〜4連立不等式がもしかしたらあったのかもしれません。さらに、

普通の△△今日の△△

なんて、もしもあったのであれば、私はもう夜も眠れません。


恐るべし,伊豆ダイバーの舌。。。

つうかあんたら、舌肥えすぎ。私の学生時代のように伊東のデニーズで満足しとけって

         
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