最近の話

  2001年9月30日「アメリカテロ事件について」

 今回のこの事件をを、見ていていろいろな情報操作というか、ヤラセ的な物に不安を募らせています。今回の報道を見ていると、明らかにアメリカ絶対正義、イスラム絶対悪というように仕組まれている感じであり、安易にそれに流されたくないなと思いました。

 確かに、民間人を巻き込んだ無差別テロは悪です。

 ですが、アメリカが正義かといえば、全くそうとは思いませんし、冷戦時代を通じアメリカと旧ソ連がこれら中東に行ってきたことを考えると、国を疲弊され難民を生み、毎年何万の餓死者を出している国から見れば、これら先進国は、憎むべき存在になるでしょう。


 テロ当日、アラブ人が喜び勇んでいる映像がありましたが(アメリカのテロが起きて、アラブ地方の夜が空けてない時間に昼間の映像が撮れるわけないので、おそらくあれは、仕組まれた映像だとは思いますが)、その心理は正しいものかもしれません。


 疑わしいといえば、WTSに突っ込んだ以外の2機の航空機ですが、おそらく追撃されたのではないしょうか。首都ワシントンのくせに、落ちる瞬間の映像がないのは怪しすぎますし、もう1機も勇敢な民間人がコクピットに乗り込んで格闘したために墜落したといってますが、今時少し席を離れたぐらいで墜落する航空機なんて聞いたことがありませんし、話が美化されすぎだと思うのは僕だけでしょうか。


 それらの報道に踊らされるマスコミも心外です。事件当時某ニュース番組などは「タリバンがやったってさっさと宣言さえすれば、それを叩いて終わりなんです」とどっかのコメンテーターが、あまりにもあさはかな暴言を吐いていましたので、そういうかってな発言にこそ憤りを感じます

 テロはテロでも、水面下に根付いている性質からして、何年か前のサリン事件とは全く別のものだと思うし、タリバンという政権がどのような経緯で誕生し、いままでの中東の歴史を半世紀を勉強してほしいものです。

 最後に日本は戦争・攻撃とつくものに対して、いかなる場合も自発的な行動には出てほしくなかったですね。
 憲法を変えてまで、中途半端に援助に行ってほしくはないですね。現外相といい、今の政権の外交政策には、パフォーマンスの色合いが濃くて支持できないですね。

 こう書いてみると、いかにも中東よりで、テロ組織を支持しているように見えますが、間違ってもそんなことはないです。今のアメリカ中心の先進諸国の世論に対して、疑問を投げかけただけですので誤解されないように。

         
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