今月の名言
人を欺こうとする時ほど、欺かれやすいことはない
BY ラ・ロシュフコー
2001年8月 |
ラ・ロシュフコーって誰?って感じですが、それはさておき、この名言には結構痛いところをついてくるなぁという印象を受けました。
私はたまに(いや、良くかな?)ウソをついたりしますが、それは決して他人を傷つけないようにしているつもりです。
どちらかというと人を楽しませるようなウソにしているつもりです。(まあ、でもそれはあくまでも主観的な域を出ないわけですが・・・)
ただ、欺くという行為は明らかに相手を落とし入れ、自分の利益になるためにだけを目的としたことのように思えます。
確かに、この行為によって一時的には自分の利益になりますが、結果信頼など人間社会で生きていくための尊厳というかそんなものを無くしてしまうようで、逆に欺かれやすくなったり、落とし入れられやすくなるような気がして、恐ろしくもなります。
自分が逆の立場(欺かれる立場)であったときのことを考えると、なおさらそういった気持ちになります。
ですから、私はウソ大袈裟の類を言う時には、結構な気をつけています(つもりです)。それが精神的な弱点と言われることもしばしばありますが、相手の気持ちも考えずにズバズバ物事がいえるほど神経が図太いわけでもないし、それはそれ(弱点)でいいかなと思っています。
そんなときこの言葉に出会い、ちょっと安心した気持ちになれました。
ちなみにラ・ロシュフコー → こんな本が出版されています。
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