今月の名言

富を残して死ぬことは富豪最大の恥
BY アンドリュー・カーネギー
2002年07月
 鉄道王から鉄鋼王までアメリカでもっとも成功した(アメリカンドリームを会得した)人物の一人です。
 彼はその実業家としての成功から、莫大な財産を築きあげました。現在のお金に直して約2〜300億ドルと言うものですから、小さな国家ひとつ分くらいの財産を築いたことになります。

 しかし彼は幼い時分とても貧しい生活を強いられ、そこから自らの努力によってあの地位まで上り詰めたため、自らの子孫たちもその苦労は味あわなければ人間として成長しないと考え、彼の全財産はカーネギーホールなどの文化施設や病院学校と言ったものに全て寄付することとなりました。


 よく人間の最大の贅沢は奉仕活動だということを言われます。財産を投げうって他人のために無償の供給をすることは本当の富豪にしかできないからだと思います。


 昨今はパラサイトだのなんだのと、スネカジリがあちこちに増えています。特にその行為自体を批判するわけではないのですが、自分の力で得た生活で無い生活は私個人的にはつまらないものだと感じます。


 この二つの観点からして、私はカーネギーと言う人物が何か人間としての真髄あるいは確信みたいなものを身に付けた非常に人間としてできた人のように感じました。


         
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